マナー違反
投稿日:2008年5月5日
御堂筋沿いで、路上タバコが条例で禁止されて、半年くらいになります。
特に混乱もなく、施行されています。
そもそも、タバコは、マナーの問題です。
他人が嫌がることをしない
他人が不快に感じることをしない
他人に危険なことはしない
という、ごく当たり前のマナーは、
もちろんタバコにも当てはまります。
普段、礼儀正しい人も、タバコのこととなると、
周囲への配慮が欠けてしまうのが残念です。
個人の趣味嗜好は、自由ですが、
その自由は他人に迷惑をかけないことが前提です。
タバコの有害性を過小評価して、
たいして迷惑をかけていない、と考えるのは、あまりに身勝手です。
タバコの問題のひとつは、既得権にあります。
今まで許されてきたので、許されることが当然と思ってしまうのです。
他の迷惑行為と比べると、社会はずいぶん、タバコに甘かったと言わざるを得ません。
喫煙者の数も多いものだから、問題を正視しなくても、仲間がいるので何とかやっていけます。
もうひとつの問題は、
喫煙者は、被害者であり、加害者である点です。
もともと、そんな迷惑をかけるつもりで吸い始めたわけではありません。
いつの間にか、迷惑がられている、というのが実感でしょうか。
真面目な人ほど、頑なに、吸い続けているように思えます。
私は、個人の嗜好品としてのタバコは否定しません。
有害性があったとしても、その人の責任の範囲内だと思うからです。
しかし、他の人に迷惑をかけるマナー違反は、いけません。
自分で気づかない限り、周囲の人は嫌な思いをし続けることになります。