起業は、まず売上
投稿日:2008年5月5日
仕事上、多くの起業家に会ってきました。
将来への夢と不安をたくさん抱えて、来社されます。
弊社では、会社設立や融資手続きの代行をしているので、
事業計画について、詳しく訊くことになります。
事業計画では、
売上、仕入れ、経費、利益、資金繰りを数字で表すことになりますが、
創業時には、あまり詳細は分からないのが実情です。
売上予想を元に、数字合わせのようになってしまうことも多く、
あまり信憑性のない計画になります。
そんな事業計画に対し、売上計画は大切です。
売上計画も事業計画の一部ですが、より深い検証が求められます。
売上さえ上がれば、他のことは何とかなりますが、
売上が立たなければ、何ともなりません。
前職の経験を生かして、独立する場合、
趣味が高じて、起業する場合、
新たなビジネスモデルを思いついて、事業を起こす場合、
どのケースも、
「本当にそんなに売上は上がるのか?」
「上がらないとすれば、どんな場合か?」
「誰がやっても、売上は上がるのか?」
「なぜ、自分だと上がるのか?」
「売上は、最低1年くらいは維持できるのか?」
「自分の見込みは甘くないか?」
何度も何度も、自問自答しなければ、なりません。
不安を解消したい一心から、見込みはどうしても甘くなりがちなのです。
私も、弊社に来られた依頼者には、
売上について、しつこく訊いて、
起業の成功に貢献したいと思っています。