いまだに続く、オレオレ詐欺
投稿日:2012年7月28日
名取です。
先日、祖母から連絡がありました。
どうやら「オレオレ詐欺」の電話に遭遇したと笑いながら言っていました。
祖母は80過ぎですが、とんでもなく活動的で、祖母宅のトイレのカレンダーをみると、予定びっしりです。
口も達者でかなりしっかりしています。時事にも非常に詳しく勉強になることも多々あります。
EXILEのあっちゃんと、小栗旬が好きなようで、最近はお友達と宇宙兄弟の映画を観に行き堪能したようです。
去年は急にスクワット何回できるかと試し、24回目で膝を壊し、そのまま病院に運ばれましたが、リハビリを重ね、無事に復活しました。
そんなばーちゃんなので、この詐欺が流行り始めたころも「まあ、おばーちゃんは大丈夫だな。喝破するね。」みたいなことを話してました。
けれど、実際話を聞いてみると結構危なかったです。
流れとしてはこうです。
「あ!ゴホン!おばーちゃんもしもし?ゴホン!」
「あぁ正輝。もう仕事終えたの?」
「うん!そうそう。おばーちゃんさー、ゴホン!リンゴ食べる?お客さんからいっぱいもらったから送ろうと思って。ゴホン!」
「ああそう。うんありがとう。じゃあいただこうかな。どうしたの風邪引いたの?」
「うーん、なんかクーラーつけっぱなしで寝ちゃってさーゴホン!」
「ああ気を付けないとね。」
「うんありがとう!じゃあまた送るとき連絡するねー」
「はい、それじゃあね」
これでこの日は終了。
そして2日後…
「もしもしおばーちゃん?ゴホン!」
「ああ正輝。もう仕事終えたの?そういえばこの前のイカどうだった?おいしかった?」
「うん!おいしかったおいしかった。」
「あーそう。じゃよかった!夏用のシャツ買ったの?」
「うん、買った買った!」
—–駄目よー!!おばーちゃんそんなにベラベラしゃべっちゃ!!—–
このあと、お金のことで相談があると言われ、副業の関係で立替金400万円必要ということでした。
「お母さんには相談したの」
「いや、まだだけど。」
「それじゃー おばあちゃんだけで判断できないよ。」
「一回、こーちゃん(叔父)に代わるね」※たまたま一緒にいたようです
「いや、あ、あ」
「おー正輝か!!なんだ金に困ってんのか!?あ?」
「いや、あ、まあ、ああ、」
そんなこんなでグダグダになり、何とか無事でしたが。終盤までほとんど疑うことなく進んでます。
金額が普通のおこずかい程度であれば、おそらく振り込んじゃってたと思います。
孫の声も数か月も聞かないと、わからなくなるようです。
もっと電話してあげないと!リンゴも早く送らないと!