名取 正輝

いまだに続く、オレオレ詐欺


名取です。

先日、祖母から連絡がありました。
どうやら「オレオレ詐欺」の電話に遭遇したと笑いながら言っていました。

祖母は80過ぎですが、とんでもなく活動的で、祖母宅のトイレのカレンダーをみると、予定びっしりです。

口も達者でかなりしっかりしています。時事にも非常に詳しく勉強になることも多々あります。

EXILEのあっちゃんと、小栗旬が好きなようで、最近はお友達と宇宙兄弟の映画を観に行き堪能したようです。

去年は急にスクワット何回できるかと試し、24回目で膝を壊し、そのまま病院に運ばれましたが、リハビリを重ね、無事に復活しました。

そんなばーちゃんなので、この詐欺が流行り始めたころも「まあ、おばーちゃんは大丈夫だな。喝破するね。」みたいなことを話してました。

けれど、実際話を聞いてみると結構危なかったです。

流れとしてはこうです。

「あ!ゴホン!おばーちゃんもしもし?ゴホン!」

「あぁ正輝。もう仕事終えたの?」

「うん!そうそう。おばーちゃんさー、ゴホン!リンゴ食べる?お客さんからいっぱいもらったから送ろうと思って。ゴホン!」

「ああそう。うんありがとう。じゃあいただこうかな。どうしたの風邪引いたの?」

「うーん、なんかクーラーつけっぱなしで寝ちゃってさーゴホン!」

「ああ気を付けないとね。」

「うんありがとう!じゃあまた送るとき連絡するねー」
「はい、それじゃあね」

これでこの日は終了。

そして2日後…

「もしもしおばーちゃん?ゴホン!」

「ああ正輝。もう仕事終えたの?そういえばこの前のイカどうだった?おいしかった?」

「うん!おいしかったおいしかった。」

「あーそう。じゃよかった!夏用のシャツ買ったの?」

「うん、買った買った!」

—–駄目よー!!おばーちゃんそんなにベラベラしゃべっちゃ!!—–

このあと、お金のことで相談があると言われ、副業の関係で立替金400万円必要ということでした。

「お母さんには相談したの」

「いや、まだだけど。」

「それじゃー おばあちゃんだけで判断できないよ。」

「一回、こーちゃん(叔父)に代わるね」※たまたま一緒にいたようです

「いや、あ、あ」

「おー正輝か!!なんだ金に困ってんのか!?あ?」

「いや、あ、まあ、ああ、」

そんなこんなでグダグダになり、何とか無事でしたが。終盤までほとんど疑うことなく進んでます。

金額が普通のおこずかい程度であれば、おそらく振り込んじゃってたと思います。

孫の声も数か月も聞かないと、わからなくなるようです。

もっと電話してあげないと!リンゴも早く送らないと!