鈴木 徹司

リアルな採用

先日、実家に残るアルバムや写真を整理していたら、
私の就職活動時の面接シートが出てきました。

私が大学4年生のときに、安田火災を受験し、入社に至ったときの1次~最終選考までの面接詳細が書かれていました。
なぜ持っているのかよく思い出せないのですが、入社後にコピーをもらったのだと思います。

すでに20年ほど前のものですが、
そのシートの最大の評価ポイントは、
「一緒に仕事したいと思うか?」でした。

今も昔も、
採用のポイントは、その人と一緒に仕事がしたいか、です。
ほぼ、どの会社も最大のポイントにしています。

それにも関わらず、ちまたで広がる面接指導は、無茶苦茶です。
過剰な挨拶、取って付けたマナー、借り物の志望動機、実感が湧かない自己アピール、心のこもっていないお礼状
こんなことが多ければ、多いほど
本人がどんな人かも判りにくくなってしまいます。

本当は魅力的なところがあるのに、すべてがニセモノに見えてしまいます。

これから毎日何時間も一緒に過ごす仲間に、
自分のリアルな姿を見てもらわなくてどうするんだろう、と不思議に思います。