鈴木 徹司

スピードとクオリティは比例する


新卒向けの会社説明会を開催していると、たくさんの質問を受けます。

そのなかで、
「御社は、スピードとクオリティのどちらを重要視していますか?」
というものがありました。

一般的には、スピードとクオリティは反比例するように思われていることもありますが、
私は、体験上、スピードとクオリティは比例すると思っています。

ビジネスマンを以下の4つのカテゴリーに分けてみます。

①スピードが速くて、クオリティが高い人

②スピードが速くて、クオリティが低い人

③スピードが遅くて、クオリティが高い人

④スピードが遅くて、クオリティが低い人

仕事ができる①の人と仕事ができない④の人は、多いですが、
②と③の人はほとんど見かけません。
一時的に、②や③だった人も、やがて①か④に集約されていきます。

つまり、実社会では、比例しているというのが実感です。

なぜ、こんなことが起こるのか考えてみると、
スピードが速い要素とクオリティが高い要素に共通点があるからです。

それは、基本がしっかりできているかどうか、です。

すべての業務で見直すことを癖にしている人は、仕事が遅いうえに、
少し忙しくなって、見直す時間が少なくなると、ミスが多発します。

その場で、対応しない人は、対応が遅いだけでなく、
ときに対応を忘れてしまったりします。

スピードを上げることで、クオリティも上げていくという好循環を作り出したいものです。