不満は言わない 聞かない 解消しない
投稿日:2012年4月3日
不満を言わないことは、周知されている教訓です。
自分にとって完璧に満足な状況であることはなく、
どこか不都合なことはあるものです。
そこに視点をおくことは、不幸の連鎖の始まりになります。
不満を聞かないことは、意外と重要です。
まず、聞いた人自身が大きな悪影響を受けます。
友人から相談を受けやすい人が危ないですが、
相談という形をとりながら、実質は不満をぶつけられるので、
知らず知らずに、聞いた人も不満体質になってしまいます。
また、その不満を受け止めてしまうことで、
不満を言う人は、その不満が的を得ていると感じてしまい、
不満の気持ちが固定化されてしまいます。
言う人にとっても、聞く人にとっても、いいことはありません。
メリットは、その場だけ共感してもらい、
少しスッキリしたように感じることだけでしょうか。
不満を解消しないことは、かなり強く意識しないとできません。
相手が不満を持っていることが分かると、それを解消したくなるのが人情です。
でも、そこはぐっと我慢する必要があります。
不満を解消してしまうと、不満を言った人に悪い成功体験が生まれます。
不満を言う→不満が解消される→また不満を見つけて言う→また解消される→…
常に不満体質で、被害妄想的な人になってしまいます。