変えられるのは、自分
投稿日:2012年4月29日
「モチベーション自己革命」(小笹芳央著)によると、
自分の力で変えられるものと変えられないものがあり、
変えられるのは、自分、思考、行動、未来
変えられないものは、他人、感情、生理反応、過去
だという。なるほどなるほど。
部下が自分の限界を決めてしまい、次のチャレンジをしようとしないとき。
「こりゃ、できそうにない」と諦めてしまう気持ちを前向きにもっていくことは、
変えられない代表的な例になる。
他人のことであり、かつ感情的なことなので、2重に難しい。
業務管理がきちんとできない社員に、適正な管理をさせたいときも、
「面倒だから後回しにしよう」とか、「この人は苦手だな~」とか
他人の感情が問題の本質になっている場合が多い。
この場合も、そんな感情を「よし、やろう」と変えることは容易でない。
変えられないことに注力し、変えられなかった結果に向き合わなければいけないことは、
変えようとする人にとって、大きなストレスになる。
じゃあ、何が変えられるのか?
変えられるものを組み合わせると、
「自分」の「思考」
「自分」の「行動」
それも、「未来」の自分の思考や行動ということになる。
今後、自分がどんなふうに考えて、どう行動するのかだ。
チャレンジを諦めてしまう人には、
諦めなくてすむように、その人が達成可能であることを客観的に説明する
同じような状況でも、諦めなかった人の前例を示す
諦めてしまうことのデメリットを教える
諦めずに、達成した場合のビジョンを一緒に共有する
適正な業務管理ができない人には、
適正にしていないことが、本人のストレスになっていることを教える
後回しにすることが悪循環を生んでいることを説明する
周りの人や顧客を悲しませている現状を実感できる場を作る
他人を成長させようと思って、他人の思考や感情をコントロールしようとしてはいけない。
これからの自分の思考や行動で、他人に好影響を与えるような人になっていきたい。