鈴木 徹司

本当の格差の解消したい

政権が変わっても、「格差の解消」というのは、
「所得」の格差の解消を意味しています。

 

 

多く稼ぐ人の税率を上げ(以前の水準に戻し)、

稼げない人に補助する。

そうして、所得格差を解消しようとしています。

 

私はこの方法では、良い社会ができないように思います。

 

多く稼ぐ人の不満と、稼げない人の甘えを生んでしまうからです。

私が知っている限り、多く稼ぐ人のほうが、多くの努力をしています。

日々勉強し、能力を上げていっています。

 

能力の3の人が、さらに努力して4になる。

一方、能力が1の人は、努力を怠り、年齢による衰えで0.8になる。

 

能力格差は3倍から5倍に広がってしまいます。

 

所得の再配分を行うだけでは、

目に見えやすい所得の格差は解消しても、

本当の格差である「能力」の格差は開いていく一方です。

 

当然ですが、能力格差を解消することこそ必要です。

 

能力1の人が2になれば、

能力3の人が4になったとしても、

能力格差は、3倍から2倍に縮小します。

 

能力1の人の能力を伸ばすこと。

このことに社会全体で全力で取り組む必要があるように思います。