鈴木 徹司

競争率の無理解

TVの就活特集を見ると、実情の無理解に、やるせない気持ちになります。
先日も、20社を受けたが全滅だったという就活生が取り上げられ、
その悲惨さがクローズアップされていました。

ある程度、有名な会社の競争率は、100倍を超えます。
つまり、100名の応募者に対して、一人内定がでるかどうかというレベルです。

別な見方をすると、
平均的な一人の人が、100社受けたら、
内定ゼロか、内定が一つ出るかということで、
20社や50社応募したくらいでは、全滅するほうが普通ともいえます。

特に高い能力や人柄を持っている場合を除けば、
数を打っていかないと何ともならないのが実情で、
その数は、少なくとも100社以上でしょう。

実情の無理解から、
社会情勢のせいにしたり(他責)、
自信をなくしたり(自責)、
して欲しくないと切実に思います。