鈴木 徹司

オールスター経営 ③


採用面接で、聞かれる質問の中で、多いのが、
「研修はありますか?」という質問です。

応募者は、研修があることを期待して聞いていることは、よく分かるのですが、
残念ながら「研修はあえて行いません。」と答えています。

弊社はオールスター経営を標榜しているので、
すべての社員にその道のトップになることを求めています。

「兵隊は作らない」
「同じような人は2人いらない」
「自分にしかできないことをしろ」
これが、私がよく言う言葉です。

集合研修をすることで、同期と一緒に徐々に慣れてきて、
少しずつ仕事を覚えていく・・・
これもひとつのやり方で、否定する気はありませんが、
弊社のやり方とは違います。

集合研修や学校教育は、主体性を奪ってしまい、
受動的な人間を作ってしまっていると私は思っています。

集合研修を一通り行い、周りの人と同じように仕事をしていくのなら、
その人が、「あなた」である必要はありません。
そこに誰か一人がいるといいわけです。

誰でもいい一人
辞めても、会社は痛くもない一人

私は、社会に出るとき、どうしてもこんな人にはなりたくなかった。
というわけで、社員もそんな人にはしたくないのです。

社員が辞めてしまうとき、
会社がダメージを受けないことに気付いて悲しくなることがあります。

ダメージを受けるような人に育てることができなかったことが悔しいのです。