清水 侑

成果を出すためには、時間を、いつ、どこに、どのように投資するか。

「成果を出すにはどうしたらいいか」という話なんですが、
「自分の時間を、いつ、どこに、どのように投資するか」が重要なポイントなんだと思います。

兵庫県芦屋市長の高島さんという方がいます。
灘高卒業後、東大を中退してハーバード大学を卒業し、
昨年5月に全国歴代最年少の26歳で市長になった輝かしい経歴の方です。

高島さんが小学校時代の勉強について話す動画を観たんですが、

普通の人は、授業ではそこまで集中せず、わからないところは流して、
テスト前に焦り、勉強し直して苦労したりすると思うんです。

でも、高島さんの場合は、授業中に集中して学んで、家では殆ど勉強しなかったそうなんです。
授業中にわからなかった箇所は、家に帰る前に聞いて解決していたそうです。

なぜかというと、

・授業は必ず受けなくてはならない。
・わからない状態で家で勉強をし直すのは大変。
・だったら、授業に集中して、わからないところはその場で解決するほうがいい。

ってことなんです。

たしかに、勉強の内容を理解する必要があるのであれば、あとから学び直すより、
授業に集中することが最も効率的なんです。

他の例を挙げると、何らかの資格試験を受けるときも同じです。
普通は、試験間近でには「不合格だったらどうしよう」と不安になりつつ、
「不合格でも、来年受ければいい」と妙に楽天的になったりするんですが、

今回の考え方ができる人の場合、

もし不合格になったら、来年も受験する。

来年は今年覚えたことを忘れるため、300時間の勉強が必要になる。

でも、今年の勉強時間を30時間増やせば、合格がほぼ確実になる。

来年300時間勉強するより、今年30時間勉強する方がいい。

今年の勉強時間を30時間増やそう!

と考えて実行し、一発で合格したりするんです。

もちろん、長くなるので省略しますが、仕事においても同様です。
やってみたいという場合は、まずは「何に成果を出したいか」を特定して、
その成果に対して、「自分の時間をいつ、どこに、どのように使っているか」を振り返り、
評価することが大事なように感じます。

「ここで時間を費やしたしたけど、そもそも事前にこれを勉強しておけば楽だったな」とか、
色々と見えてくるのではないかな、と思います。