大沼 一美

空き家問題について想う

秋葉原支店の大沼一美です。

不動産売買に関する仕事をしていると職業病なのか、「売家」とか「売地」の看板を目にすると
立ち止まって、その不動産をジロジロ眺めて、自分なりにお買い得ポイントを考えてしまいます。

ここ数年、ニュースで話題になっている空き家問題も同様で、現地調査に行く途中だったり
ただ街中を歩いていても、目について、「多分、空き家だな」と立ち止まってちょっと考えてたりします。

いわゆる「土地」と違って「建物」のほうは人間と同様に寿命があります。
その寿命に関して、いろいろな考え(税務上の耐用年数とか)あると想いますが
私は、長年、不動産売買に携わってきたので、やはり住宅ローンの最長借入期間「35年」かと考えております。

その間、人間と同様に「健康管理」、即ち、屋根の塗り替えとか、外壁の張替え等のメンテナンス「建物管理」を
していかないと寿命が短くなり、極論になりますが崩壊して寿命が尽きる事になります。

ここから私見になりますが、「35年」を過ぎたら、一旦立ち止まって今後の「建物管理」を考え
自分で行う難しい様でしたら、他の人に売却をしたり、貸したりして「建物管理」を他の人に引き継ぐのが
一番の理想かなと考えております。

もし、引き継ぐ人がいない場合は、私にお任せください!と言いたいですが
「建物」を壊して「土地」だけにし「自然」戻す心構えは、不動産を所有した者として持ち続けて欲しいと想います。