山田 純也

水の都東京

当社の秋葉原支店は神田川に隣接しています。

秋葉原支店はビルの8階に入居していて、8階から神田川や秋葉原の景色を眺めるのは、私たちの癒しの時間になっています。ちなみにスカイツリーもばっちり見えます。

神田川を挟んだビルの反対側には船着き広場がありちょっとした休憩場所になっています。昼はさぼっているサラリーマンや買ったものを広げるオタクたちが時間を過ごし、夜は若者たちの宴会場所になっています。最近は外国人の方たちも多くいます。

神田川ですが、井の頭恩賜公園の井の頭池を源にして、隅田川に流れ出ます。

有名な日本橋の下を流れる日本橋川もこの神田川の支流になるそうです。

神田川は、給排水を目的として作られる水路(いわゆる溝)で、都心に流れる溝としては珍しく、地下ではなく地上にあるのが特徴とのこと。こういう水路を開渠(かいきょ)と言うのだそうです。 神田川の支流である日本橋川では2040年を目標に再開発が進められています。日本橋川の上を走る首都高速道路が地下化され、開渠の特徴を活かして、以下のように変貌を遂げます。

参照:首都高速道路 未来の日本橋

韓国の少し前の大統領である李明博さんは、ソウル市長時代に清渓川というソウル中心部を流れる水路の再開発に成功し、その実績をもとに大統領に上り詰めました。

今回の都知事選では青山地区の開発が争点になっているようですが、東京はオリンピックに向けた中心部の再開発は一定落ち着いた感があり、今後は水路を中心とした再開発が進んでいくのではないかと予想しています。

外出するときに神田川や日本橋川の側を歩くことがありますが、水質も悪く、臭いもあるため、憩いの場とは程遠い環境です。

水の都と言われる東京、その進化をこれからも秋葉原のビルから定点観測していきます。