変革からの主体性
投稿日:2024年11月28日
こんにちは。秋葉原支店の山田です。
最近、私は兵庫県知事選挙やアメリカ大統領選挙を通じて、変革の力を目の当たりにしました。組織における変革と主体性、そしてリーダーシップについて考えてみました。
変革とは、現状を見直し、新たな未来を築くための力強い一歩です。そこにはエネルギーが必要であり、一時的な混乱を伴うこともありますが、その過程で主体性が生まれ、新しいリーダーが生まれていきます。これは社会でも、組織でも、個人の成長においても変わりません。
兵庫県知事選挙が示す市民の主体性
2024年秋に行われた兵庫県知事選挙では、多くの有権者が「既得権益を打破して、兵庫県を変えたい」という思いで一票を投じました。変革を期待して一票を投じることで、県政への興味が生まれ、結果として県民の主体性が芽生えています。
今回は斎藤知事の逆転ストーリーに短期的に心動かされて投票した人も多いとは思いますが、長期的な視点で俯瞰してみると、「この地域をどう良くするべきか」「次に何が必要なのか」を考える県民が増えることで、リーダーとなる人々が現れ、未来に向けた新しい動きが始まると思います。
アメリカが示す変革の連鎖
アメリカの歴史を振り返ると、大統領が変わるたびに国の方向性が大きく転換しています。この変革には膨大なエネルギーが必要で、一時的な混乱や対立を引き起こすことも少なくありません。しかし、その過程で国民は主体性を発揮し、意見を交わし、次のリーダーが育まれていきます。
特に短い歴史を持つアメリカでは、「現状を維持する」よりも「より良い未来を築く」ことに価値が置かれています。その姿勢が国全体の主体性を生み出し、時代ごとに必要なリーダーを輩出する土壌をつくっていると考えています。
組織における変革の実践
兵庫県知事選挙やアメリカ大統領選挙の事例は、組織におけるリーダー育成にも応用できるヒントを提供してくれます。会社の新人社員や中堅社員をリーダーに育てたいと思うとき、上司が「これまでのやり方」を押し付けるだけでは主体性をそいでしまう可能性が大いにあります。
リーダーを輩出していくためには、変革を実践することが重要です。チームメンバーが「自分たちで状況を変えてみよう」と行動できる環境をつくること。具体的には以下のような取り組みが有効だと考えています。
- 新人にもプロジェクトの方向性を決める場を与える
- 過去の方法ではなく、新しい方法を試すことを奨励する
- 失敗を恐れず、チャレンジを評価する文化を醸成する
主体性が育まれることで、新しいリーダーが自然と生まれていきます。そしてそのリーダーは、変革の力を持って組織をより良い方向へ導いていくと思います。
リーダーを育てるためには、まず変革を恐れない姿勢を持ち、小さなチームから主体性を育む実践を始めること。それが組織全体を大きく変える一歩となります。