休養学について
投稿日:2025年2月12日
こんにちは。
大阪の松崎です。
今回は、休み方(休養学)について紹介します。
※以下実用書より一部抜粋
【題名】休養学:あなたを疲れから救う
【著者】片野秀樹
国が掲げる健康の3本柱は「運動」「栄養」「休養」の三つとされています。
しかし、運動と栄養に関しては学問が確立しているのに、休養は体系的な学術が存在されておらず、
「日本人の約8割が疲れている」というデータもあります。
休養学では、休養モデルについて、7つのパターンで定義しています。
◆生理的休養
①休息タイプ・・・睡眠、休憩等の一般的な休養
②運動タイプ・・・軽く体を動かすことで血液を循環させる休養
③栄養タイプ・・・食べるもの、食べる量や回数を調整する休養
◆心理的休養
④親交タイプ・・・社会や人と交流したり、自然や動物と触れ合ったりする休養
⑤娯楽タイプ・・・自分の趣味や嗜好を追求する休養
⑥造形・想像タイプ・・・何かに集中したり、好きなことに思いを巡らせたりする休養
◆社会的休養
⑦転換タイプ・・・外部環境を変化させることで気分をリセットする休養
例)洋服を着替える、部屋の模様替えをする、買い物や外食をする、旅行に行く 等
本書では、それぞれの休養タイプを複合的に組み合わせることで、より大きな効果を得られるとしています。
私たちの会社で考えると、デスクワークメインの業務ですので、心理的休養を取り入れるのがオススメです。
例えば、ちょっと立ちあがって近くの人と話したり、机周りを掃除したり、一緒にランチに行ったりと、
仕事を意識から切り離すタイミングを意図的につくること(デタッチメント)が重要です。
特に、近年は通信機器の発達により、誰もが24時間働けてしまう時代です。
そのため、仕事にメリハリをつけて意識的に休養しないと、疲れ果てて心や体を壊すことにもつながります。
そうなると、ミスや事故につながるリスクも大きくなるため、
しっかりと休養を取り、活力を持って仕事に取り組むことが、
個人はもちろん、企業にとってもメリットが大きいと考えられます。
つまり、社員自身が休養をセルフマネジメントする意識を自覚して実行してもらうこと、
企業側は休養リテラシーを上げる努力を行うことが、仕事・職場の生産性向上に繋がるということです。
本文を読まれた皆さんも、まず自分自身の”休養”について考え、意識改革を行っていきましょう。