榊原 藍

仕事をアサインする力、される力

アサインは、仕事を任命する、割り振る、付与するといった意味で使用している言葉です。

アサインするにもスキルが必要で、業務を俯瞰的に捉え、課題感を察知できていなければ

人員の融通を受けても、上手くアサインすることができません。

周りのメンバーに上手くアサインするには、

現状の課題と共に、業務量が増えた場合の課題を明確にしておくことが必要だと思っています。

また、初めて業務に取り組む人にとって、少し上のレベルであることもポイントとなります。

難易度は高すぎても無駄に時間がかかり、本人にとっても困難に感じるばかりですし

難易度が低すぎても新人の期待値を下回り、育成につながりません。

少し上のレベルをクリアすることを積み重ねて、大きなステップアップにつながります。

過度にマイクロマネジメントすることなく、信用して任せてみることで

自分だけではできなかった仕事ができるようになります。

最近、採用活動において、TIKTOKやインスタグラムの活用を始めました。

私では対応が難しかったところを若手に任せていくことで

あっという間に、1投稿あたり、数百、数千の人との繋がりが持てるようになりました。

ただ、アサインされる側にも守ってほしい要素があります。

先輩との信頼関係を築くために、社内ルールを守る、

他責にしない、スピード感をもって主体的に取り組む。

これらを守ることで、アサインされる力も身につけてほしいと思っています。

コミュニケーションの時代といわれて久しいですが

業務内容がAIに取って代わられたとしても、

今後も社内のやり取りは人と人であることに変わりはありません。

コミュニケーションは、ただ話が上手いのではなく

相手の話す内容を理解して回答する、意図を掴む力だと思っています。

先輩側は、アサインしたい業務を多く抱えています。

新人も、アサインされる力を身につけていきましょう。